HotSpot GPIO接続
2018.08.23
RaspberryPi GPIO接続用のMMDVM HotSpotを作成しました。
STM32F103C8T6基板 + RF7021SE(ADF7021)ワイヤレスモジュール + RaspberryPi2の組合せでソフトはPi-Starです。

基板の大きさはGPIO接続で段重ねRaspberryPi専用ケースに収まるようにしました。
ケースの都合上、0.96インチOLEDは内蔵、2.4インチNextionは外付けです。

STM32基板とRaspberryPi GPIOとの接続は
STM32基板の 18番ピン(5V) -----GPIOの 2番ピン(5V)
STM32基板の 19番ピン(GND) -----GPIOの 6番ピン(GND)
STM32基板の 6番ピン(U1TXa)-----GPIOの 10番ピン(RXD)
STM32基板の 7番ピン(U1RXa)-----GPIOの 8番ピン(TXD)
です。

OLEDとRaspberryPiとの接続はZUMSpotと同様に
GPIOの 1番ピン(3.3)-----OLEDの VCC
GPIOの 3番ピン(SDA)-----OLEDの SDA
GPIOの 5番ピン(SCL)-----OLEDの SCL
GPIOの 9番ピン(GND)-----OLEDの GND
です。

Nextionとの接続は
STM32基板の 18番ピン(5V) -----Nextionの +5V
STM32基板の 28番ピン(U2RX)-----Nextionの TX
STM32基板の 27番ピン(U2TX)-----Nextionの RX
STM32基板の 40番ピン(GND) -----Nextionの GND
です。

GPIO用ファーム書込みはPi-Starにsshで接続、STM32基板上BOOT0のショートピンをON(1)側にした後にSTM32基板上のリセツトスイッチを押しファーム書込みモードにします。
書込みモードにした後に下記コマンド1行を実行します。
sudo pistar-mmdvmhshatflash hs_hat
ファーム書込み完了後BOOT0のショートピンをOFF(0)側にし戻して再起動、JumboSPOTと同じファームで問題無く動作しました。

Pi-StarのConfigurationのRadio ModemタイプはJumboSPOTと同様[STM-32/DVM MMDVM_HS-Raspberry Pi Hat(GPIO)]を選択します。


OLEDはケースに内蔵(Nextion使用時は表示不可)



Nextionを接続時はPi-StarのConfigurationは MMDVM ディスプレイタイプ: Nextion Port:modem にします。
NextionレイアウトはJE3HCZ 藤堂OMの作成されたものを使用させて頂きました。








2018.08.23 19:21 | 固定リンク | 電子工作
WIRES-XノードVerUp
2018.08.04
WIRES-Xノード(サーバソフト)のバージョンがVer1.220からVer1.4000にアップデートを実施しました。

変更点は
スケルチタイプがDSQよりFT-70D等で使用されているDG-IDに変更.
WIRES-Xノードやルーム運用に於ける不具合点を全面改修により安定化を図った.
.....だそうです。

DG-IDは00~99までなのでDSQ:123等に設定しているノードは変更が必要です。

サーバソフトは設定ファイルwsvの項目が変わっているようなので旧Verをアンインストールした後にインストール実施、新たにノードの設定をしました。
旧の設定ファイルwsvを読み込むとアプリケーションエラーで起動しませんでした。

ノード機のFTM-100D、FTM-400DもDSQよりDG-IDに変更の新ファームが出ています。
今回は取りあえずWIRES-Xノード(サーバソフト)のみアップしました。
ノード機のカバーを開く等の作業がありますので少し涼しくなってからのアップを考えています。

-------追記 2008/08/12-----------
WIRES-Xノード(サーバソフト)のバージョンを旧バージョンVer1.220に戻しました。
理由はFT1D等でノードを使用する場合は前もって利用ノードのDSQを調べ設定をした後、WIRES-Xアクセスモードにする必要があり不便である為です。
Ver1.220ではWIRES-Xアクセスモードにすると自動でノードのDSQが自動セットされ簡単にノードが使用出来ます。
バージョンアップで操作が不便になるのは如何なものでしょうか?。
又、Ver1.4000の場合アクセス機FT-991Aでは現時点 DSQ=OFF(DEG-ID 00)ノード局以外WIRES-Xアクセスモード利用不可の様です。



2018.08.04 09:30 | 固定リンク | WIRES/EchoLink
Pi-starバージョンUP実施
2018.07.09
Pi-Starを3.4.15より3.4.16にアップデートを実施しました。
sudo pistar-update
sudo pistar-upgrade
何が変わったのかな?。

同時にZUMspot/JumboSpot/MMDVM HotSpotのファームもV1.3.7よりv1.4.0にアップ実施。
送受信バッファメモリの最適化で途切れ難くした??。

自分自身の使用環境で問題が無ければ急いでアップしなくてもよいと思います。
最近アップデートが頻繁にあり、また直ぐにアップが発生すると思いますので.....。

-------2018/07/10-----------------
新ファームV1.4.1が出たようです。
予想通りの結果です。
v1.4.0でしばらく様子見します。
2018.07.09 20:01 | 固定リンク | D-STAR/C4FM etc
MMDVM HotSpot製作
2018.06.30
STM32F103C8T6 Blue Pillが入手出来ましたのでRF7021SE(ADF7021)ワイヤレスモジュールとの組合せでMMDVM HotSpotを製作してみました。共に中華製基板です。

RF7021SEはDVSP2(DVMEGA仕様)で使用していたもので水晶発振器TCXOはすでに14.7456MHzに交換済の物を使用しました。

新規でRF7021SEを購入した場合は14.7456MHz水晶発振器(TCXO)精度2.5ppm以下の物に交換が必要です。
中国で安く売られている14.7456MHz水晶発振器の中には25ppmと言った悪い物がある様です。
測定器等を所持していない場合は少々高いですが精度の高い発振器を購入しないと調整に苦労すかも知れませんね。

JE4SMQ局のサイト及びF5UII局のサイト https://www.f5uii.net/en/hotspot-homebrew-zumspot-mmdvm-pistar-tune/ を参考にさせて頂きました。
DVSP2(DVMEGA)と違いレベルコンバータが不要ですので比較的簡単に制作出来ると思います。

最新のファームではDVSP2(DVMEGA)で苦労したRF7021SEのCLKOUTのジャンパー配線は不要となったとの事です。

発光ダイオードはTX/RX表示だけでモード表示用は省略しましたが不便はありません。

F5UII局のサイトでは/opt/MMDVM_HS/Config.hを変更する様に書かれていますが中身を確認、特に変更は必要無しの様でしたのでそのままでコンパイル、Pi-StarにてD-Star/YSF/DMRは問題なしで動作しました。
尚、Pi-Starのモデムタイプは ZumSpot Libre(USB)を選択しました。

ファーム書込み手順メモは こちら です。

2018.06.30 15:02 | 固定リンク | 電子工作
MODEM基板スペクトラム
2018.06.11
中華製MMDVM MODEM基板とFT-7800の組合せに於いてDMRモード時のスペクトラムを測定してみました。
測定はUSBワンセグTVチューナ+SDR#を簡易スペアナとして利用、Pi-Starに組込まれているMMDVMCalを起動して行いました。

下の画像の通り12本位の信号が出ていました。他のサイトを参照すればこの波形でOK??の様です。
DMRでの通信試験はしていませんがちゃんと信号が出ていますのOK??と思います。





-------------MMDVMCalスペクトラムを測定手順メモ---------------------
TeraTerm等でssh接続
以下のコマンドを一括で貼付けMMDVM関係のソフトを停止する。
#------------------------------------------
rpi-rw
sudo systemctl stop pistar-watchdog.timer
sudo systemctl stop pistar-watchdog.service
sudo systemctl stop mmdvmhost.timer
sudo systemctl stop mmdvmhost.service
sleep 3
sudo killall MMDVMHost
sudo killall MMDVMHost_NoOLED
sudo killall MMDVMHost_Adafruit
#------------------------------------------

上記を実行後
MMDVMCal /dev/ttyAMA0 でMMDVMCalを起動
D をキーボードより入力してDMR Deviation Mode (Set to 2.75Khz Deviation)を選択する。
スペース を押すと送信、再度押すと送信が停止する。
送信状態でスペクトラムを測定、12本位??の信号が正常に観測されるか確認する。

----6/15 追記-------------------------------------------------------------------
スペクトラム中央の信号(画像では赤ラインのところ)が一番下がる様にT(t)にてTXLevel調整、その値をExpertのMMDVMHost設定Modem項DMRTXLevelに設定するとDMR受信(ノード機FT-7800-->MD380)は受信出来ました。しかしDMRTXLevelは非常にシビアでした。

FT-7800はTCXOではなくFズレ等による不安定要素があり中華製modemとのコンピではDMRの運用はしない方が良いと考えます。Fズレはメーカ調整用アライメントモードで調整は可能ですが温度等に変動する可能性があります。
もったいないですが本格運用するにTCXOの固定機、デジタル機を利用した方が良いかも?。
FT-7800でもYSFは送受信とも十分にマージンが有りOKでした。




2018.06.11 21:27 | 固定リンク | D-STAR/C4FM etc

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