MODEM基板スペクトラム
2018.06.11
中華製MMDVM MODEM基板とFT-7800の組合せに於いてDMRモード時のスペクトラムを測定してみました。
測定はUSBワンセグTVチューナ+SDR#を簡易スペアナとして利用、Pi-Starに組込まれているMMDVMCalを起動して行いました。

下の画像の通り12本位の信号が出ていました。他のサイトを参照すればこの波形でOK??の様です。
DMRでの通信試験はしていませんがちゃんと信号が出ていますのOK??と思います。





-------------MMDVMCalスペクトラムを測定手順メモ---------------------
TeraTerm等でssh接続
以下のコマンドを一括で貼付けMMDVM関係のソフトを停止する。
#------------------------------------------
rpi-rw
sudo systemctl stop pistar-watchdog.timer
sudo systemctl stop pistar-watchdog.service
sudo systemctl stop mmdvmhost.timer
sudo systemctl stop mmdvmhost.service
sleep 3
sudo killall MMDVMHost
sudo killall MMDVMHost_NoOLED
sudo killall MMDVMHost_Adafruit
#------------------------------------------

上記を実行後
MMDVMCal /dev/ttyAMA0 でMMDVMCalを起動
D をキーボードより入力してDMR Deviation Mode (Set to 2.75Khz Deviation)を選択する。
スペース を押すと送信、再度押すと送信が停止する。
送信状態でスペクトラムを測定、12本位??の信号が正常に観測されるか確認する。

----6/15 追記-------------------------------------------------------------------
スペクトラム中央の信号(画像では赤ラインのところ)が一番下がる様にT(t)にてTXLevel調整、その値をExpertのMMDVMHost設定Modem項DMRTXLevelに設定するとDMR受信(ノード機FT-7800-->MD380)は受信出来ました。しかしDMRTXLevelは非常にシビアでした。

FT-7800はTCXOではなくFズレ等による不安定要素があり中華製modemとのコンピではDMRの運用はしない方が良いと考えます。Fズレはメーカ調整用アライメントモードで調整は可能ですが温度等に変動する可能性があります。
もったいないですが本格運用するにTCXOの固定機、デジタル機を利用した方が良いかも?。
FT-7800でもYSFは送受信とも十分にマージンが有りOKでした。




2018.06.11 21:27 | 固定リンク | D-STAR/C4FM etc

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