Pi-Star使用時の注意
2017.08.15
マルチデバイス/マルチプロトコルに対応してraspberryPi上で動作、コントロールは他のPC/スマホ等によりWeb上で行うPi-Starというソフトがあります。

このPi-StarはUPnP機能によりいくつかのUDPポートを開放しています。

問題となるのは自宅等にてXLX Reflectorを同じ回線上で稼働させている場合です。

XLX Reflectorが使用するUDPポート20001(DPLUS)、30001(DExtra)、30051(DCS)がPi-Starの稼働しているraspberryPiに振られます。
この様な状態になると外部よりXLX Reflectorに接続出来ない、接続不安定と言った事象になります。

ID-51Plus2ターミナルモートで使用するUDPポート40000もPi-Starに振られますのでターミナルモートの動作が不安定になるかも知れません。

対応としてはルータ側でUPnP機能を使用出来ない様に設定します。
(ルータによっては設定変更後、再起動の必要があるかも。)

アプリの関係でどうしてもUPnP機能が必要な場合、Pi-Star運用は諦めて下さい。

UPnP機能を停止しても今のところPi-Starは動作しているとのレポートは頂いています。

Pi-Star(MMDVM)で使用しているircddbgateway動作安定させる為にUPnP機能を使用していると推定します。

ircddbgatewayはXLX Reflectorとの相性?が悪く同一のグローバルIPで同じ所に接続すると動作不安定になる様です。

本来ポート開放しなくても動作するはずのPi-Starですが、あえてUPnP機能でポート開放しているのはこの対策なのかな?。

Pi-Starの場合 アクセス機にRPT1/RTP2の設定も必要です。
(設定をしないと受信OK、送信NGになります。)
D-Star ConfigurationのRPT1のコールサインがJG3EBB B の場合、
無線機のメモリに周波数 DUPを+又は- シフトは0 UR:CQCQCQ RPT1:JG3EBB B RPT2:JG3EBB G の様に設定して下さい。

---------追記(2018/06/08)-------------------------
Pi-Star V3.4.14以降でUPnPのON/OFF設定が出来る様になりました。
よってPi-StarでUPnPをOFF設定すればルータ側のUPnP機能をONにしてもOKです。
当局のPi-Starはポート開放しなくても問題なく動作しています。

同一回線上でXLX Reflector、D-Starターミナルモード等を動かしていない場合は関係無い話ですが。





2017.08.15 08:15 | 固定リンク | D-STAR/C4FM etc

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